自己の心理007:苦痛を抱える自分はほんものだろうか?001

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??自分は苦しんでいる。それは本物の人生を生きているからだ。??
人生は辛く、苦痛に満ちていないと本物だと感じられないというのは、
刺激的な出来事こそが生きる実感だと感じられるという、感覚の麻痺を起こしているのかもしれません。
ほんとうに、いつまでもそうしていたいのですか?
穏やかでいて、しかもほんものの人生というのは、あり得ないのでしょうか?

??自分が苦しんでいるのは、まわりには自分を苦しめる敵がいっぱいいるからだ。??
これも、前述の他の人を悪人に仕立てることで、状況をありのままに見ようとしないやり方かもしれません。
敵がいるから仕方ないのではなく、自分が敵を作り出して、自分の問題と向き合うことを避けている可能性はないでしょうか。

??自分は苦しんでいるのだから、他の人よりも重要な人間なのだ。??
「心穏やかでいる他の人と違って、自分のこの惨めさをみてくれ。」と言っていませんか?
同情を受けたり、自分を特別扱いして欲しいという逃げ口上になっていないでしょうか。

・・・など


★苦痛を抱える自分はほんものだろうか?

困難な状況にあるとき、人はさまざまな回避策を試みます。

 

たとえば、困難の原因を、誰か他人のせいだと考えて、その人を恨んだり攻撃することで、現在の自分の問題から目をそらそうと考えます。

 

またそれが出来ない場合には、自分自身を苦しめることで、少なくとも自分はいま罰を受けているのだから、と考えてそれを免罪符にしようと考える人もいるでしょう。

 

このようないいわけ、特に後者のやり方に慣れてしまうと、自分を苦しい状態にしていることが習慣になり、ちょっとしたきっかけで苦痛の中に浸ってしまう状態に入り込んでしまいます。

 

 

 

もしこのような状態を繰り返していると感じるなら、苦痛を感じて何かを回避しようとしている自分がいないかをチェックしてみるといいでしょう。

 

それは誰もが避けようのない苦痛なのか、それとも自分がわざわざ作り出してしまっている苦痛なのか区別するのです。そして、それが後者であれば抜け出す方法がないか考えてみることです。

 

中には、そのようなやり方に慣れきってしまって、自分から苦痛や問題を取り去ってしまうと空虚に感じてしまい、再び元の苦痛を感じる状態に戻りたくなってしまう人もいます。

 

しかし、たとえそうだとしても、粘り強くその習慣から抜けようと試みれば、その状態が本来自分が望んでいる状態ではないということに気づけるようになるはずです。

 

ちょうど、大人になってから、子どもの頃の悩みがなんでもなく思い出されるように、あの頃いつも苦しんでいたのは何だったんだろうと思えるようになるでしょう。

 

苦痛を感じている自分に気づいたら、以下の項目をチェックして何か役立てないかを考えて見て下さい。

 

人によって、とりやすい態度は違うものですが、何か思い当たるところはないでしょうか。

 

 

 

◆自分は苦しんでいる。それは本物の人生を生きているからだ。

 

人生は辛く、苦痛に満ちていないと本物だと感じられないというのは、

 

刺激的な出来事こそが生きる実感だと感じられるという、感覚の麻痺を起こしているのかもしれません。

 

ほんとうに、いつまでもそうしていたいのですか?

穏やかでいて、しかもほんものの人生というのは、あり得ないのでしょうか?

 

◆自分が苦しんでいるのは、まわりには自分を苦しめる敵がいっぱいいるからだ。

 

これも、前述の他の人を悪人に仕立てることで、状況をありのままに見ようとしないやり方かもしれません。

 

敵がいるから仕方ないのではなく、自分が敵を作り出して、自分の問題と向き合うことを避けている可能性はないでしょうか。

 

◆自分は苦しんでいるのだから、他の人よりも重要な人間なのだ。

 

「心穏やかでいる他の人と違って、自分のこの惨めさをみてくれ。」と言っていませんか?

 

同情を受けたり、自分を特別扱いして欲しいという逃げ口上になっていないでしょうか。

 

◆自分は苦しんでいるのだから、何も気にしない他の人よりも、それだけ責任感が強いのだ。

 

責任感とは、別に自分を苦しめることではないでしょう。

 

それに自分を責めて苦しめるのは、自分自身への責任を放棄していることにならないでしょうか。

 

◆自分は苦しんでいるのだから、自分の方が正しいのだ。

 

こんな理由は成り立ちませんね。

 

正しさとは何かが本当には判断できずに、無理矢理主張しているだけでしょう。

 

「正しさ」という言葉で、何にとらわれているのかを考えて見たらどうでしょうか。

 

◆自分は苦しんでいるのだから、それだけ他の人より思いやりがある人間なんだ。

 

そんなことがいえるのでしょうか?

 

むしろ、自分自身を苦しめるという、自分への思いやりのなさを忘れていないでしょうか。

 

自分への思いやりを果たせない人は、なかなか他人への思いやりも持つ余裕が持てないのではないでしょうか。

 

最後にもうひとつ、

 

◆自分は苦しさを終わらせたいと本当に願っているんだ。だからこんなに苦しんでいるんだ。

 

本当に苦しさを終わらせたいと思っているかどうか、もう一度考え直してみましょう。

 

実は、苦痛がなくなってしまうのを恐れている自分がそこにいないでしょうか?

 

おなじみの苦痛を抱えていることでバランスを保っている今までのやり方をやめて、苦痛なしでもやっていけないかどうか試して見ましょう。

 

 



★退屈・不満・落ち込み


退屈だと感じるとき、そこには本当はもっとやりたいことがあると訴えている自分がいるのでしょう。

 

やりたいことがあるのに、現実はそうでないことをやらされていると感じるから、それは退屈でしかない。

 

しかし、それを放棄して、本当にやりたいことへ踏み出すのは恐い。

 

このジレンマが、退屈でも今のままを我慢するしかないと思わせる。

 

しかし、見方を変えれば、退屈は他にやりたいことがあると告げている警告だと考えることができる。

 

結果どうなるかわからなくても、いい加減そこから一歩踏み出そうと決心すれば自由が待っています。

 

それは恐いけれど、どうやっても出来ないと言うものではない。

 

思いっきり退屈を極めてみれば、そこから抜け出す踏ん切りが付くかもしれない。

 

もし誰かが、その考えは正しい、やってみれば必ずうまくいくと応援してくれるならそれを実行するだろう、

 

そう思えるなら、やはり今いったことが当たっているということでしょう。

 

そういってくれる人が、現れそうにもないのなら、その許可を自分で出すしかないのです。

 

他人を巻き込んだら、うまくいかないと他人のせいにして事態を複雑にしてしまう。

 

一番いいのは、自分で許可を与えること。

 

 

不満は、自分がやったことが自分の基準に合っていなかったといって、自分を責めようとしている状態。

 

自分が決めた成果にたどり着かなかったら、無駄に過ごしたせいだと思い不満を感じる。

 

もっとうまくできたはずだと、果てしない改善を求める指令が出される。

 

基準に達したら、その瞬間に次の目標が登場する。

 

終わりはいつまでも来ない、果てしない要求のシャワー。

 

不満は消えることがない。

 

無駄だったと感じないために、いつもどこかへ向かっている自分を確認したいと思ってしまう。

 

目標がないと不安になり、他の人にまで目標がないことを責めたくなる。

 

自分への要求が、相手に投射されて相手を責めるのは、要求を出す相手が自分であることを隠したいからかも。

 

だから、自分にないものほど、相手にそれを持つべきだと唱えたくなるときがある。

 

これも、退屈と同じように、惰性のうちに不安から来た縛りの中に住むのを拒否するしかない。

 

それを自分で選択する。他の人には言わせずに、自分で断行する。

 

今の課題を本当にやりたいのか問い直し、もしそうでないとわかったら

 

いままで無駄だと思ってやらずにいたことに思い切って切り替えてみる。

 

そうすれば、不満は消えて本当は今までが無駄をやっていたのだと感じる様になるでしょう。

 

どうしてもやらないといけない事など、もともと何もありはしないのです。

 

 

 

ちょっとしたことでも落ち込みを感じるとき、あるべきことを満たせなかった自分を責めている。

 

それは「あるべきこと」であって「あるがまま」ではない。

 

「あるべきこと」が、当たり前の自然な真実であると勘違いしているのです。

 

「あるべきこと」は過去のどこかで作られたもの、今あるものに合っているかどうかは目をそらしてしまう。

 

そのずれが大きいときの違和感を無視しないで、大切にしたい。

 

落ち込みは、過去によってしか作られない。

 

いつだって「あるべきこと」は書き換えられる可能性がある。

 

一見過去に縛られていないと思わせるが、それが気分をやんわりと滅入らせるなら、いまあるものを本当に見ることで取り戻したい。

 

気分を手がかりに、いま自分がどこにいるかを振り返れば、いつまでも引きずられることをストップできる。

 

いま目の前に見ている巨大に見えるひとは、あなたの過去が作り上げた幻想にすぎない。

 

複数のひとが同じ意見を持っていると思うのは、あなたの過去が作り上げた幻想にすぎない。

 

いまに照らしてみれば、ひとりひとりは正当な大きさにしか見えないことがわかる。

 

手がかりにしているものを、別のものに変えてみよう。

 

言葉にとらわれているのなら、話している相手をよく見てみよう。

相手も同じく過去に縛られているのが見えて来る。

 

いまできることを完璧なものにしようなどと考えないこと。

 

いつでも本番で練習ではない代わりに、いつだって「いまは練習」のつもりで望むことは出来る。

 

いまやっていることが、いまできる最善のことだと信じればいい。

実際その通りなのだから。


★怒りの有効活用

 怒りという感情はやっかいなものですね。

 

うまく扱わないと、あなたやまわりに被害を及ぼします。

それは、心理的にも、物理的にもです。

 

怒りを感じると、わたしたちは何とかそれを発散したくなります。

 

誰かを殴ったり、物を壊してみたり、かんしゃくを爆発させたり、壁を殴りたくなるのです。

あるいは、身近な人に対して悪口を浴びせてみたくなり、叫んでみたくなるのです。

 

しかし、普通は余程のことがなければ、怒りを爆発させることなく、何とかこれにフタをして押さえ込もうとします。

 

怒りの感情を無視したり、そんなものはないと否定したり、何でもない表情を作ろうとします。

 

それでも、怒りというのはあなたへの訴えです。

 

痛みや熱さを感じることで、あなたの身体を危険から守るのと同じように、それはあなたへ何かを訴えようとしています。

痛みと同じように、それに耳を傾ける必要があるはずなのです。

 

怒りを否定して押さえ込んでしまわずに有効に活用する方法はないのでしょうか。

 

怒りの内容を調べて見れば、もうすこし明らかになるでしょう。

 

「くそ、俺ならもっとうまくやれるのに、何であいつだけが成功するんだ!」

 

「先を越された、このアイデアはわたしはずっと前に考えていたのに!」

 

ここには、他の人が何かをうまくやり遂げた事実への嫉妬が含まれています。

そして、もう一つ忘れてはいけないのが、あなたも同じようにそれをうまくやり遂げたいという衝動が含まれている点なのです。

 

嫉妬の方はあなたに苦痛をもたらします。だから見たくないという気にもなるのです。

 

しかしそちらではなく、あなたにはそれをやってみたいという衝動があったという貴重な発見に目を向けましょう。

 

それを無かったことにしてしまうのは、非情にもったいないわけです。

そんなものは無かったことにしても、いずれその衝動が蘇ってくる可能性があります。

 

こちらにも、それを見ようとしない原因が何かあるはずですね。

なにもなければ、あなたはとっくにそれをやり遂げているはずですから。

 

◆自分にはそれをやり遂げる技術も才能もないと考えている。

 

自分には才能がないと本気で思っているのなら、いつまでもその衝動を引きずっているとは考えにくいのです。

あなたに衝動があるのは、自分にもそれをやれるという気持ちが隠れているからではないでしょうか。

そう思うのは根拠のない衝動からだけとは考えにくいのです。

 

◆いつかやりたいという気持ちはあるが、それを発揮する機会に出会えないことにして先延ばししている。

 

デビューのきっかけというのは、意欲さえあれば全てうまくいくとは限りません。

しかし、何もしないでいるより、なにか一歩を踏み出す方法は見つかるはずです。

 

怠惰の仮面で隠してしまわずに、動いてみようと思うなら情報はいくらでも手に入るでしょう。

ここ10年ほどのネット社会の発展は、それ以前とは比較にならない可能性を与えてくれているはずです。

 

◆過去にやろうとして失敗した苦い思い出があって、それが尾を引いている。

 

過去の失敗が痛手になっているなら、あなたはそれを何度も繰り返して思い起こしているということです。

それは、なんとか名誉挽回を狙っているあなたがいる証拠かも知れません。

その気持ちに、耳を傾けてあげましょう。

 

「怒り」は、品のいい友達ではありませんし、あなたに親切な態度で情報をくれる友達でもありません。それでも貴重な「あなた」を、見捨てるわけにいかない「あなた」を律儀に知らせ続けてくれる友達なのです。

 

否定的な面だけで嫌わずに、貴重な情報に耳を傾けてあげましょう。

友達になれば、きっと強力なモチベーションとエネルギーをあなたにもたらしてくれるはずなのです。

 

 



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