生き方042:牢獄からの解放 アインシュタインの言葉から


430745_251494674930484_1906386137_n




★牢獄からの解放 アインシュタインの言葉から
<https://www.facebook.com/note.php?note_id=144989708914315>

人間とは、わたしたちが宇宙と呼ぶ全体の一部であり、時間と空間に限定された一部である。わたしたちは、自分自身を、思考を、そして感情を、他と切り離されたものとして体験する。意識についてのある種の錯覚である。

 

この錯覚は一種の牢獄で、個人的な欲望や最も近くにいる人々への愛情にわたしたちを縛り付けるのだ。

 

わたしたちの務めは、この牢獄から自らを解放することだ。それには、共感の輪を、すべての生き物と自然全体の美しさに広げなければならない。実質的に新しい思考の形を身につけなければ、人類は生き延びることができないだろう。

 

アインシュタイン150の言葉 (40頁)

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 1997-03-31 /

 

 

 

ここでアインシュタインが「意識についてのある種の錯覚である」といっているのが、自我(エゴ)というものでしょう。

 

私たちはいつもこの自我によって自分の存在を確認しています。

 

そして、この自我がなくなれば自分はいなくなってしまうと思っているのです。

 

これが「錯覚」なのです。

 

現実の生活の場では、私たちはいつも次にやるべきことを思い浮かべ、それをこなしている主体こそが自分そのものだと思っているわけです。

 

ですが、それらはいま目の前にある状況にたいして働きかけている思考に過ぎないでしょう。

 

次に何をするか?

 

「これがあれば次に進める」「これをこなさないと次に行けない」といった思考で、目の前の課題に自分を駆り立てていくことが自分の存在そのものであって、その他のことは気晴らしに過ぎないくらいに扱っているのです。

 

いまの課題が順調に進んで右肩上がりであれば、「自分はうまくいっているじゃないか。他に何が必要だというのか。」と考えます。

 

しかし、目の前の課題が完了するか、挫折するかしたとき、私たちは牢獄にいることを思い出すことになります。

 

あるいは、いそがしさに駆り立てられている中、ふと目の前の課題を忘れたとき「自分は何をやっているんだろう?」と虚しさを感じることがあるかもしれません。

 

このように、目の前のやるべき事で自分の生きる価値を見出すという、条件付きの自分の存在確認から離れてみなければ、錯覚のまま生きて行くことになるのです。

 

なにかを計画的に実行する場合には、このような思考は役に立つのですが、その思考そのものが錯覚から抜け出せなくしている原因でもあるのです。

 

「あと一歩で目的を達成できる」という状態は、悪魔的に私たちをしばりつけます。

 

つまり、例えば99個が完成した後で、最後の1個を邪魔されたらなんと思うでしょうか。

「あと1個なのに、このまま終わらせる訳にはいかない」という思いは、あらゆる犠牲を払っても達成しなければいけない状況に私たちを駆り立てます。

 

せっかくこの人達と仲良くなれたのだから、自分を押さえてもこの関係を崩してはいけないという思いは、それが積み重なってくれば、だんだん身動きが取れなくなってしまいます。

 

ふと気がつくと、自分の本当にやりたい事を聞かれても、はっきり分からなくなっている自分を発見するのです。

 

「私はあなたの味方ですよ」と言ってしまったばかりに、状況が変化して相手がとんでもない要求を言い出しても、なかなかそれを裏切るわけにはいかなくなります。

 

関係を壊すよりも、なんとか今のままで自分を納得させられる理屈をひねり出そうとしますが、それには無理があるでしょう。

 

どこかの時点で、「状況が変われば関係も変わっていかなければならない」ことを受け入れなければなりません。

 

 

このような牢獄に縛られた状態では、いまの状況がもはや自分には合わなくなっても、それを認めることが非常に困難になってしまいます。

 

毎日やっていることが、じわじわと自分を苦しめていて、ときどき自分で自分に言うことを聞かせられなくなってきたと感じるなら、思い切った方向転換が必要かもしれません。

 

その課題を何も考えずに拒否できますか?

 

毎日続けているからといった理由で抜け出せなくなっていませんか?

 

99個まで終わっていても、後1個を残して放り出せる勇気がもてますか?

 

 

「これさえうまくいけば、あとはすべてうまくいく」という発想はほんとうでしょうか?

 

それが完結しても、ただ目の前の課題が終わっただけ、直ぐに次の課題を作り出さないといけなくなるのです。

 

それは自我を満足させただけに終わってしまうからです。

 

これが自分だと錯覚している自我というものに、駆り立てられているだけではないかと振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

「それでどんないいことがあるの?」と聞かれるでしょうか?

 

次々に「いいこと」を探さなければ生きていけないという思い込みがそう言わせるのです。

 

「理由」がないと、「条件」がないと動けなくなっている自分に気づくことです。

 

理由も聞かずに、ただ放り出してしまいたいと思っていることはないですか?

 

「無条件」になにか思いついたことをやってみる自由を取り戻すのです。



※PDFをダウンロードしてお楽しみください。

ダウンロードリンク

牢獄からの解放 アインシュタインの言葉から



☆~こちらででご相談サービスが受けられます。⌒☆

サービス20~自分自身に満ち足りているでしょうか?~もう限界と思ったらご相談|心の悩み・メンタル|ココナラ[coconala]

サービス19~人間関係・職場・仕事の悩み~いつの間にか埋もれてしまった自分を取り戻そう|人間関係の悩み・トラブル|ココナラ[coconala]

サービス18~嫌なことばかりだと感じたら読んでください~実践編|心の悩み・メンタル|ココナラ[coconala]

サービス17~不安になるのは当たり前~むしろより添って生きてみる|愚痴・不安・悩み聞きます|ココナラ[coconala]

サービス16~あなたは、強くなりたいと思っているでしょうか?~心の強さは、勝つことを諦めるところから|心の悩み・メンタル|ココナラ[coconala]

サービス15~ゲシュタルトの祈り~どんな環境にいても本当に私らしく生きる13のポイント|人間関係の悩み・トラブル|ココナラ[coconala]

サービス14~まわりに振り回されないで生きるための5つの問いかけ~もうあなたを邪魔する人はいなくなる|元気になる方法|ココナラ[coconala]

サービス13~ココナラサービスであなたの夢を実現!~夢につなげる一歩を踏み出すアイデアと将来の展開に向けた運用方法|仕事効率化・ノウハウ|ココナラ[coconala]

サービス12~苦手な人とのつきあい方~その人はあなたにとってどんな人なんでしょう?|人間関係の悩み・トラブル|ココナラ

サービス11~心配性を何とかしたい方へ~そんな自分と付き合う新しい生き方|元気になる方法|ココナラ

サービス10~心の支えが欲しい、拠り所を求める方へ~その時実際には何をしようとしているのだろう?|元気になる方法|ココナラ

サービス9~ブログを始めたいけれどなかなか続かない、時間が取れないという方へ|文章に関するコツ・ノウハウ|ココナラ

サービス8~この絵何に見えます?~そして見なかった背景に隠れているものは?|心の悩み・メンタル|ココナラ

サービス6~ゲシュタルトの祈り~私は私と言い切れたらどんなにいいだろう|心の悩み・健康|ココナラ

サービス5~勝ち犬と負け犬のゲーム~最後は負け犬が勝つからくりとは?|心の悩み・健康|ココナラ

サービス4~人間関係の3つの役割(迫害者・犠牲者・救助者)私はどれ?|心の悩み・健康|ココナラ

サービス2~一方的に攻撃してくる人に対応するには(モラハラ・パワハラ)|心の悩み・健康|ココナラ

サービス1~人間関係の悩みや、このままの私でいいのだろうか?自信が持てない。ちょっと一押しが欲しいなと思ったら|心の悩み・健康|ココナラ