生き方009:素直な人はやわらかい001

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2012-09-29_134952



◆素直な人はやわらかい

素直な人は、自己矛盾に苦しむことがありません。

 

したがって、やったことに対してあれこれ悩むことも少ないでしょう。

 

これは他人から見ても、いい感じを受けます。

 

どこかで自分もこのように素直になりたいという願望があるから、救われた様な感じになれるのです。

 

もし素直な人を見て反発を感じる様なら、その時の自分は、かなり自己矛盾を抱えているのだと思ってチェックしてみるのがいいかもしれません。

 

ところで、素直であるとは、必ずしも「他人の言うことに素直に従う」ということと同じではありません。

 

他人から言われてたにしても、自分で思ったにしても、それが正しいと考えれば方向転換できると言うことです。

 

いったん自分が選択したことが、間違っていたことを認めるのは、誰しもいやなものです。

 

しかし、訂正することで自分の価値が下がるかのような「プライド」を抱えているとなかなか訂正できません。

 

訂正することを自分の存在価値への脅威ととらえてしまうからです。

 

素直さとは逆の意味で、「意固地になる」という言葉がありますが、ちょっとしたことで意地を張ってしまった結果、どんどん素直になれなくなるということがあります。

 

堅くなってしまった筋肉をもみほぐすには、あまり強く押してはいけないそうです。

 

強く押しすぎると、筋肉はそれに耐えられる様になる為にさらに堅くなってしまうのだそうです。

 

意固地になってしまった心も、少しずつ優しい力でこりをほぐしていく必要があるようです。

 

しかし難しく考えなくても、やるべきことは堅くなってしまった過程を逆にたどればいいだけです。

 

そこで話がややこしくなるのは、人にしたがうことを勝ち負けと混同してしまうことにあるようです。

 

素直になることは、自分の素直な心にしたがうということですが、これを他人との関係の中でとらえてしまうために問題が生じるのです。

 

両者は切り離して割り切って考えることです。

 

「私も悪いけどあっちも悪い。」

「自分から折れる必要はない。」

 

そうかもしれません。

しかしその一方で素直になりたい自分もいるのではないですか。

 

自分が折れるとか、負けるとか考えずに、自分に素直になることで手に入る心の平安を優先しましょう。

 

他の人との関係で自分の価値をとらえずに、もっと自分がもともと中に持っているものを信じるということです。

 

こじらせると、どんどん筋肉は固くなってきます。

 

治療にいかなくてはいけなくなる前に、自分で優しくもみほぐしてしまいましょう。

 

素直で力んでいない人を見ると、こちらも心が穏やかになります。

 

素直な子どもの反応を見てこころがほっとするように、自分もこのように素直になりたいという願望があります。

 

そんな気分にしてくれた人を見て、自分も救われた様な感じになれるので、そんな相手に好感をもちます。

 

自分もこちら側の人になってしまいましょう。

 

 



◆出し惜しみをやめておこう

 

道というものは、空の器のようでありながら、

汲み出しても、汲み出しても満ちあふれてくる、

底が見えない万物の源とでもいおうか。

 

老子道徳経 第四章 

 

子どもがおやつを与えられると、ついつい手が出て一気にたいらげてしまいます。

 

しかし、そのうち学習してきますから、「いまもっと食べたいけれど、我慢しないと明日までのおやつがなくなってしまう。あとで我慢しないといけなくなるのもいやだな。」と考えて制限することを覚えてきます。

 

 

サラリーマンの家庭では、給料日前になるとだんだんと出費を控えるようになるかも知れませんね。

 

使い放題を続けてきたから、エネルギー資源が枯渇してしまう、大変な事態だといってエコが叫ばれるようになりました。

 

「資源には限りがあるんだから、取り放題というわけにはいかない。」

 

このような考え方は、私たちのどこかに染みついている考え方かもしれません。

 

先程の老子の言葉のような、いくらでもくみ出せる魔法の源というのは、それこそおとぎ話の世界の話に思えてくるでしょう。

 

しかしこのような考え方も、自分の能力を表現するという場面では事情が違うようです。

 

そこでは、コントロールすることが逆にマイナスに働くブレーキとなる可能性があるのです。

 

つまり、あなたの才能を出し惜しみしないことです。

 

こんなに、一気に使ったら才能が枯渇してしまうのではないかと思って、ついセーブしてしまうことはないでしょうか。

 

「こんないい出来上がりの作品は、めったに出来ないから将来のためにとっておこう」

 

このような考えをするようになってくると、たいてい才能は続かなくなって、そこまでで枯渇してしまうこともあるわけです。

 

それよりも「こんないい出来上がりの作品」だからこそ、どんどん表に出して、次を作り出そうという意欲があるときこそ、もっと上位のレベルへとステップアップ出来る機会を作りだしてくれるのではないでしょうか。

 

それから、出し惜しみをするというのは、いまの能力はすべて自分が作り上げたと考えている傲慢さが隠れているのかも知れません。

 

スポーツ選手などでも新記録を出せたときは、気がついたら達成していましたということも多いものです。

 

 

才能なんていうものは、やっているうちに偶然に見いだされたり、進化していくものだと考えていれば、それらを自分の采配でコントロールしようなど思わないでしょう。

 

このいい結果も単なる通過点に過ぎないと思って、リセットして一からスタートし直せる様な人こそ、思っても見ないスゴイ結果を生み出す人ではないでしょうか。

 

今たまたまいい結果を得られたからといって、それを出し惜しみするようでは、そこまでで上昇がストップということにもなりかねません。

 

それこそ、「子どものおやつ」と同じ発想になってしまうから、自ら限界を作りだしてしまうのではないでしょうか。

ケチケチしないで大盤振る舞いするくらいの気概がないと、新しい才能が生まれては来ないのかもしれません。

 

それと、出し惜しみするのは「限られたものを他の人と奪い合っているのだ」という考えとも結びついてしまいます。

 

自分の分を確保しておかないと、いつなくなるかわかったものでないという不安を作りだしてしまうのです。

それは競争を生み出し、他との比較で自分が一歩先んじることが、やっていること自体よりも重要になってしまいます。

 

無理をしてやっつけ仕事をしてしまえば、だんだん技術が荒れてきます。

その結果世間には質の悪いものが量産されることになります。

 

ある程度の競争は、全体のレベルを上げるかもしれませんが、早い者勝ちの過剰な競争は全体の質を落としてしまいます。

 

惜しみなく自分の能力を他人に提供しましょう。

いま出せるものを出し尽くしてこそ、次のレベルアップがあります。

 

今あるものを使い切る覚悟があってこそ、きっとそれを上回る供給がどこかからやってきます。

さらに上のレベル世界も見えて来るでしょう。




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