自己の心理013:役に立たない考えから抜けだそう001

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不健全で現実的でない態度や思考法を取り上げてみます。

これらの考え方は、本人にもまわりの人にも役に立たないのですが、人間の心理の傾向としては、それにはまってしまうことが起こりやすいものを取り上げてみます。

◆役に立たない考えから抜けだそう(1)

不健全で現実的でない態度や思考法を取り上げてみます。

これらの考え方は、本人にもまわりの人にも役に立たないのですが、人間の心理の傾向としては、それにはまってしまうことが起こりやすいものを取り上げてみます。

 

◇自分ほど大変な問題を抱えている人間はいない。(だから人は自分を助けなければならない)

 

どうにも改善できない状態にあるから、「自分ではどうしようもない」といういいわけで自分を正当化しようとしているわけです。

 

だれでも多かれ少なかれ問題を抱えているものですが、普通はその程度にかかわらず何とかする方向に動き出そうとするわけです。

 

しかしこうした考えを持つ人は、自分で解決しようとすることを放棄して、自分はかわいそうな救助が必要な人間であることに逃げ込もうとしていしまいます。

 

もともと自分を被害者の役割に仕立てる癖があるのでしょうが、被害者で怯えているのも嫌になって、周りの人間が自分を救ってくれるべきであるという迫害者側に転じようとしているのです。

 

もちろん自分で対策を考えようとはしないわけで(対策はできないことにしているのですから)、考え方を変えない限り、自分ではここから脱出することができません。

 

またこのような考えを振り回されては、相手にする人はいい迷惑というものです。

 

 

しかし、最初はこのような被害者を演じる人に近づいてくるタイプの人がいるものです。

 

それは、困っている人を見て、なんとか救ってあげたいという救助役を演じやすい傾向のある人たちです。

そのような人にとって、「困っているんです」という訴えは放っておけないものですから、なんとか役に立てないかと思ってこのタイプの人に惹きつけられます。

 

しかし、やがて相手がいつまでたっても自立しようとしないことに気づくと、これ以上手助けをしていられないという気になってきます。

 

こうして最後は、被害者役は助けてくれなくなった救助者を非難し、救助者役はどうして自分が非難されることになったのか首をかしげながら、不愉快な思いをしてゲームが終了します。

 

救助しようと思った人にも、なにもできない相手を助ける立場に立つことで、自分の価値を見出そうとする弱点を持っているわけです。

 

話を最初に戻しますが、このような考え方は途中で現実に正面から向きあうことを回避するようになってしまい、本当には解決しないやり方で当面の自分を納得させようというごまかしを生み出すのです。

 

相手をしてくれるゲーム相手が存在する間はごまかせても、いずれどうにもならなくなるのはすでに見えているわけです。

 

自分がやっていることを客観的に見ることができるようになって、いままでの偽物のやり方では結局は解決できないことを認識しなければなりません。

 

いくら幻想をいだいても、現実は自分が実際にやったことしか実現しないことを、しぶしぶでも認められれば、先へ進む道も開けてくるのです。

 

いままでの習慣は簡単には変えられないでしょうが、何度か後戻りしつつも現実的な行動を取ることに軌道修正していけば、もはやゲームは不要になり自立の道が開けてくることでしょう。



◆役に立たない考えから抜けだそう(2)

自分の知らないことを他人がわかったように言っているのは許せない。

 

この考えの何が問題なのでしょうか。

気になる点は、「自分の知らないことが世の中に存在していては困る」と言いたいのではないかということです。

 

つまり、この世の中は自分が今理解しているようなことだけで成り立っていて欲しい。

自分の知らないことで、もっと正しくて重要な現実が存在するとなれば、いまのままの自分に甘んじていられないではないか。だから、余計なことを言い出さないでいて欲しいと思うわけです。

 

せっかくいまのやり方でなんとかやってきているのだから、もっと知っていないといけないことなど増やしたくない。だからそんなことを言うやつの意見はけしからん、封じ込めてしまうべきだと考えるのです。

 

これで十分と思ってしまったとき、その人は現状を守りに入ってしまい、変化を受け入れ拒否し始めます。

変化を拒むことは、生きることをやめてしまうことです。

 

この人は、さらに周りの世界に不満を募らせることになるのは眼に見えているのです。

 

 

たくさんの人に好かれていないと、みじめでダメな人間になってしまう。人に嫌われたと思うと、すぐに自己嫌悪に陥ってしまう。

たくさんがどの位なのかはわかりませんが、誰にでも好かれようと意見を合わせなければと思っているとすれば、自分は何もできなくなってしまうでしょう。

 

そもそも周りを少し見渡せば、同じ意見の人が揃っていることなどないことがすぐに分かるはずです。

自分をどんな立場に置こうと、意見の異なる人はいくらでも登場してきます。

 

相手から嫌われたとしても、嫌ったのは相手の選択であって自分がみじめに感じたり、間違っていると思わなければならない理由などないでしょう。

相手がどうしてあなたを嫌うのかを告げたとしたら、あなたがそれについてどう判断するかを考える。

相手の指摘が正しいと思えば、あなたは自分を変える選択を取ることができるし、正しくないと思うのなら、あなたにできることは何もありません。

嫌うのは相手の自由ですから、あなたはあなたで自分のことを進めていけばいいでしょう。

 

こんなことで自分を動けなくしてしまう自分をどう考えるかが問題です。

動きたくないから、言い訳していると思うのなら、そちらの方こそ自分を改めるべきことであるでしょう。

人に嫌われて自己嫌悪するよりも、自分で自分を裏切らないことの方が大事です。

 

そして、自分の考えでどんどん行動する人は、他の人の批判などでいちいち落ち込んでいる暇はないし、他人から好かれているかなど振り返る暇があったら、自分を自分で誇れるようなことをすることに時間を使うでしょう。

 

 

欲しいものは手に入れたいが、失敗はしたくない。

 

失敗せずに、全部の試合に勝ちたいとでも言うのでしょうか。

そんなことはできないことは、自分自身でよくわかっているはずです。

失敗と成功が入り交じっているのが現実だと分かっていながら、失敗の方だけ拒絶するのはわがままでしかないでしょう。

そうやって、失敗するかもしれない場面に立つことから逃げ出しているから、いつまでも失敗を怖がることになるのです。

 

まずはひとつ失敗するところからスタートしましょう。

これでもう失敗したから怖がることはありません。





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